Raspberry Piで使えるOS一覧
概要
Raspberry Piで使えるOSの数は種類がどんどん増えています。
調べるたびに忘れてしまうので備忘録として投稿しています。随時更新中。
Raspberry Pi Imagerでインストールできるもの
Raspberry Pi OS
Raspberry Pi OS (32bit)
一番ベーシックなOS。下記3種類のエディションがある。
Raspberry Pi OS | 通常版 |
Raspberry Pi OS Lite | Raspberry Piを使うために最低限必要なものだけを残して全て省略した軽量版 |
Raspberry Pi OS Full | あると便利なソフトやライブラリが予めインストールされている |
Raspberry Pi OS (64bit)
Raspberry Pi OSを64bit対応させたもの。エディションは32bit版と同じ3種類。
2023/7/17時点で対抗機種は下記。
- 3B
- 3B+
- 3A+
- 4
- 400
- CM3
- CM3+
- CM4
- Zero 2 w
Raspberry Pi OS Legacy
最新のRaspberry Pi OSはDebian11をベースにしているが、レガシー版はDebian10をベースにしている。
Debian11ではカメラ周り等の仕様が大きく変更されているため、過去のソフトウェア資産を使うためのOSとなる。
エディションは通常版とLite版の2種類。
その他の汎用OS
Kali Linux
脆弱性診断に特化したDebian系Linuxディストリビューションで、最初からハッキング系のツールがプリセットされている。
FullPageOS
起動と同時にあらかじめ指定したURLを全画面表示のブラウザで開くOS。簡易サイネージや不特定多数が操作する端末などに便利。
エディションの違いは未調査。
その他の特殊用途OS
OctoPi
WEBブラウザ経由で3Dプリンタを操作可能にする「OctoPrint」というソフトがインストールされているOSです。Octoprintは設定がシンプルで導入が簡単な上、様々なプラグインで便利な機能が入れられますが、動作はやや重いようです。
特徴としては、OctoPi自体はLAN経由でデータを受け取ったり3Dプリンターにデータを送ったりが中心で、3Dプリンター自体の制御は3Dプリンターに任せているところです。
Mainsail OS
OctoPrintより動作が軽いKlipperを使って3Dプリンタを操作するOSです。海外ではこちらの方が人気があるっぽい?導入の際に色々と設定が必要で少し敷居が高いようです。
特徴としては、OctoPiと異なりRaspberry Pi自体が3Dプリンターの制御も行います。3Dプリンターのファームウェアも書き換えることになるのでハードルが高く、元々の3Dプリンターの機能も使えなくなってしまいますが、3Dプリンターの高速化や品質の調整など深い部分までRaspberry Piで調整することが出来ます。(本当かどうかわかりませんが印刷速度が1.5倍になるようです)
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