Raspberry Piで使えるOS一覧

2023年10月3日技術開発Raspberry Pi

概要

Raspberry Piで使えるOSの数は種類がどんどん増えています。
調べるたびに忘れてしまうので備忘録として投稿しています。随時更新中。

Raspberry Pi Imagerでインストールできるもの

Raspberry Pi OS

Raspberry Pi OS (32bit)

一番ベーシックなOS。下記3種類のエディションがある。

Raspberry Pi OS通常版
Raspberry Pi OS LiteRaspberry Piを使うために最低限必要なものだけを残して全て省略した軽量版
Raspberry Pi OS Fullあると便利なソフトやライブラリが予めインストールされている

Raspberry Pi OS (64bit)

Raspberry Pi OSを64bit対応させたもの。エディションは32bit版と同じ3種類。
2023/7/17時点で対抗機種は下記。

  • 3B
  • 3B+
  • 3A+
  • 4
  • 400
  • CM3
  • CM3+
  • CM4
  • Zero 2 w

Raspberry Pi OS Legacy

最新のRaspberry Pi OSはDebian11をベースにしているが、レガシー版はDebian10をベースにしている。
Debian11ではカメラ周り等の仕様が大きく変更されているため、過去のソフトウェア資産を使うためのOSとなる。
エディションは通常版とLite版の2種類。

その他の汎用OS

Kali Linux

脆弱性診断に特化したDebian系Linuxディストリビューションで、最初からハッキング系のツールがプリセットされている。

FullPageOS

起動と同時にあらかじめ指定したURLを全画面表示のブラウザで開くOS。簡易サイネージや不特定多数が操作する端末などに便利。
エディションの違いは未調査。

その他の特殊用途OS

OctoPi

WEBブラウザ経由で3Dプリンタを操作可能にする「OctoPrint」というソフトがインストールされているOSです。Octoprintは設定がシンプルで導入が簡単な上、様々なプラグインで便利な機能が入れられますが、動作はやや重いようです。

特徴としては、OctoPi自体はLAN経由でデータを受け取ったり3Dプリンターにデータを送ったりが中心で、3Dプリンター自体の制御は3Dプリンターに任せているところです。

Mainsail OS

OctoPrintより動作が軽いKlipperを使って3Dプリンタを操作するOSです。海外ではこちらの方が人気があるっぽい?導入の際に色々と設定が必要で少し敷居が高いようです。

特徴としては、OctoPiと異なりRaspberry Pi自体が3Dプリンターの制御も行います。3Dプリンターのファームウェアも書き換えることになるのでハードルが高く、元々の3Dプリンターの機能も使えなくなってしまいますが、3Dプリンターの高速化や品質の調整など深い部分までRaspberry Piで調整することが出来ます。(本当かどうかわかりませんが印刷速度が1.5倍になるようです)