張力計の開発日記③ 試作2号の仮組み

技術開発張力計

試作2号の仮組み(正面)

試作2号の部品がほぼ届いたので仮組みをしてみました。ケースはタカチ工業製の防水ケースで、コネクタ類も防水のものを使用しているので全体としてIP54相当の防塵・防水使用になっています。外形寸法は100×100×60mm(コネクタを除く)です。

画面も含めて防水にする関係でケースの蓋が透明になっているものを選びました。ケースを画面サイズにくり抜いてアクリルを貼り付けて画面を固定するためのマウントを取り付けて、となると加工費用が高くなってしまうのでケチりました。でも手作り感溢れる配線が見えるのはちょっとなぁ…。

画面は1.54インチ有機ELディスプレイです。試作1号は0.96インチだったので少し大きくなりました。有機ELディスプレイなので斜めから見ても暗くなったりしないですし、真昼の屋外等の明るい場所でもはっきり見えるのが特徴です。ただ、これ以上大きいものは価格が一気に上がるのがデメリットですね。視認性は落ちますが価格の安いIPS液晶・TFT液晶に変更しようか検討中。

表示されている数字の上段は現在の張力、下段は最大張力です。とりあえずテストで表示しているだけなので、これから画面レイアウトを作っていきます。バッテリー残量計を追加したので、画面上に%表示も追加予定です。単位表示も1000Nを超えたらkN表示に変わるようにした方が見やすいかな?と思っています。

試作2号 右側面

右側面にはUSB micro-Bコネクタ、電源スイッチが付いています。USBコネクタはバッテリーの充電とデータ転送用です。充電器と接続すれば内蔵のリチウムイオンバッテリーが充電され、PCと接続すればキャリブレーションソフトやデータロガーとの通信をしつつバッテリーも充電される仕様です。

この2つの部品が試作1号より大きくなった原因です…。良いコネクタとスイッチをご存じの方はご連絡かコメントをお願いします。

試作2号 左側面

左側面には張力センサー用のコネクタが付いています。使用するときはキャップを外してケーブルを接続します。


残りは張力センサー用コネクタの相手側をセンサーに付けるだけなんですが、コネクタがなかなか届かない…。到着したらすぐに動作テストできるよう、プログラミングを進めていきます。