ダイソーのワイヤレスイヤホンを分解する

技術開発

概要

Bluetooth機器を作成したいと考えたのですが、RN52等のモジュールでは価格が高い上にサイズも大きく、Amazon等で販売されているMP3デコーダモジュールではマイクが使用できないため、ダイソーのワイヤレスイヤホンを分解して設計の参考にしてみます。

分解

ケースのカバーははめ込み式だったのでカッターでこじ開けました。
メイン回路にマイク、イヤホン、バッテリーが繋がっているだけのシンプルなものでした。
※イヤホン、マイクは外した状態で撮影
※バッテリーのマスキングテープは、分解後にショート防止のため貼り付けました。

裏面には「Bluetrum technology Co.,ltd.」と「5376A」との印字がありました。
調べてみたところ、正式型式は「AB5376A」のようです。

https://www.bluetrum.com/product/ab5376a.html

下の画像はICの拡大画像です。
ロゴマークからBluetrumが内製しているSoCと思われます。Bluetoothの制御だけでなく、バッテリーの充放電や残量管理もこのSoCで行っているようです。

SoCの調査

是非ともこのSoCが買いたい!と思ってGoogleで調べてみましたが、中国のECサイトも含めて基板やSoCを販売しているところは見つかりませんでした。一般販売はしていないようです…
またデータシートの公開もしていませんでした。一般販売していないなら当然か…

このメーカーのSoCを使うことはあきらめ、似たようなもので一般販売しているものを探してみます。